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鬼の筆
戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折

春日太一

小説家、シナリオライター、エッセイストなど文章を書く職業の人たちはすごいと思う。

毎日毎日原稿用紙にして何枚もの文章を書いて暮らしているのだ。たいやきくんは毎日毎日鉄板の上で焼かれていれば済むかもしれない、が彼らはそうはいかない。

毎日毎日何を書くかを考え、それをきちんとした文章にしているのだ。

更にすごいことに文章というあやふやなものをお金という現実のものに変えて生活しているのだ。

彼らの頭の中はいったいどうなっているのか?のような凡人は月に一度、原稿用紙1枚半程度の本コーナーだけでキューキューとしている。先月などはO編集長に冷たーい目で見られやっと書き上げた次第である。

人によっては週に100枚以上書くらしい。まったくもって「シェー」である。

本書はそんなシナリオライターの中で戦後最大と言われる「橋本忍」について、その人間性や作品秘話を10年以上かけて入念に調べ上げたある種「伝記」である。


彼の作品をいくつか紹介しよう。

映画
「羅生門」「生きる」「七人の侍」「ゼロの焦点」「隠し砦の三悪人」「白い巨塔」「日本のいちばん長い日」「私は貝になりたい」他、実に多数。

テレビドラマ
「悪の紋章」「泣いてたまるか」「非情のライセンス」他


皆さんも観たことがある、観ていないがタイトルは知っている、という作品が随分あるのでは?なぜこんなに書けるのか?意味不明である。私など今月は映画、ドラマのタイトルを列挙してごまかしてしまった。

ワハハ。

 

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