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山田太一原作、大林宣彦監督の「異人たちとの夏」という映画がある。40歳のシナリオライター原田英雄(風間杜夫)が経験するある夏の不思議な出来事を描いた映画である。
英雄は子供の頃に暮らした浅草をふと訪れる。
そこには英雄が12歳の時に亡くなった両親がその時のままに暮らしていたのだ。まさかという思いを持ちながらも懐かしさのあまり両親のもとへ通い続ける。
さらに同じマンションに住むケイと恋愛におちる。
しかしケイは自殺していたのだ。3人の異人たちと会い続ける英雄。
そんな英雄を待つ運命は?
と、こう書いているとまるでオカルト映画のようだが(私の筆力の問題か?)実は全く違う。泣ける映画なのだ。
私は今までに10回以上観ているがいい年をして毎回ブタ泣きである。
本書もそんな不思議な体験の物語である。
草野球の帰りに訪れた銭湯で、ある親子と出会った本書主人公の康司。
そこで摩訶不思議な体験をするのであった。その子供がずいぶん昔に亡くなった自分の父司朗なのだ。もちろん外見は子供であるが、その話し方、仕草がまさに父親なのである。
いったいこれはどうなっているのだ?
そしてその後の康司と親子の運命は?最後に明かされる謎。この作品もオカルトではなく家族の物語である。
家族とは?と考えながら読んでみてください。