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社長のおすすめ図書
数十年にわたりアウトドア、特にカヌーを楽しんでいる。
現アワハウスの管理部長は、何を隠そうもともとは私のアウトドア仲間である。否、弟子である。否、出来の悪い弟子である。
個人情報の都合上、ここで名前を明かすことは出来ないが実に出来の悪い弟子である。確かに生まれてこの方、超インドア派だった彼の事である、多少は目をつぶろう。
しかしだ、ものには限度がある。まず肝心のカヌーの腕前について話そう。
とにかくよく沈(カヌー用語で「みっともなく」ひっくり返ること)をする。
まず四万十川では事故を処理する救助隊とそれを見守る多くのギャラリーの前をカヌー無しで数キロに渡って流されていった。
そして日高川の名所「ゆりの瀬」では水上ではなく、水の中を十分に楽しんでいた。(本来は水の上を楽しむのがカヌーであろう)
いつになったら私の教え通りの事が出来るのだろう?
何と「みっともない」ことか!更には飯を作ることも出来ず、用具の片づけに至っては目を覆うばかりの醜さである。
なぜ師匠の私のようにもっと優雅な片付けが出来ないものか理解に苦しむ。(もっとも彼は師匠を間違えたと常々ほざいているが・・・)
それに比べ本書の主人公であるサム少年の何と素晴らしいことか。
家出した彼は祖先の残した山を目指す。
そしてベイツガの大木をくりぬいて住処を作り、親友のハヤブサ「フライトフル」と共に獲物を捕り、筏を作って魚を釣り、一年間ほぼ人と接することなく過ごしてしまうのだ。
何とも逞しい!
まだまだ不自由な生活を余儀なくされている今だからこそ読んで欲しい一冊である。
部長よ、本書を読んでサム少年に弟子入りしたまえ!(私もする!!)