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社長のおすすめ図書
Maeda Bar(現アワハウス中会議室)では時々奇妙な現象が起こる。
たとえばお酒の棚の一番上の段に置いてあるピンクのダルマが、ある日突然、横を向いていた。
それは私が手を伸ばしても届かないほどの高い位置にあり、脚立でも使わない限り簡単に向きを変えられるような代物ではないのだ。誰かのイタズラにしては手が込みすぎている。
その他にも忘れて帰ったZippoのライターが翌日取りに行った時には忽然と姿を消していたりとか、ワインラックの場所が微妙にずれていたりとか数々の摩訶不思議ちゃん現象が起こっているのだ。
この現象の原因について、「酔っぱらった前田説」や「泥酔して前後不覚になった前田説」他にも「神隠し説」「おばけ説」など諸説入り乱れる議論の中、私は一貫して「コロボックルさん説」を唱え続けている。
そう!Maeda Barにはコロボックルさんが住んでいるのだ!
コロボックルさんはいつでも他愛のないイタズラが好きなのだ。(ん?誰かに似てるかも?)
本書はそんなコロボックルの物語である。
養蜂所「はち屋」の子供ヒコは蜂蜜を求めて家族とともに旅をしている。
ある日、草地を歩いていたヒコの耳に「トマレ!」という鋭い声が聞こえてきた。
驚いて足を止めたヒコの目の前には怒ったマムシがとぐろを巻いて横たわっていた。
危機一髪、その声に救われたヒコ、その声の主こそ、そうコロボックルである。
その後も不思議な力に助けられながら成長してゆくヒコのとっても素敵な、そして心温まるドラマ。
まだまだコロナ騒動の続く中、皆さんの心にも温かい灯をともしてみては?