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社長のおすすめ図書
先日NHKで放送された動物に関するTV番組を見た。
その中で母親たちが子供のためにひたすら食料を探し、本当に慈しむように育てている姿にふれた。その姿に日本で一番性格が悪いと自負する私も心が洗われる思いであった。
人類も同じである、はずだ。
しかし時に頭に?が現れる時がある。
そう、先の戦争である。(しつこいようですが京都の方、応仁の乱の事ではありません)
戦時中、軍に招集される年齢はどんどん下がり、ついには「まだ子供じゃん」というような年齢までに下がった。わが子を戦場に送り出さなければならなかった母親の気持ちを考えると、心を締め付けられる思いである。
しかし当時の母親は「お国のためにりっぱに戦ってきなさい」、つまり「死んできなさい」と言って送り出さなければならなかったのだ。
はあ?そんなわけねえだろ!
本心は「逃げ回ってでもいいから生きて帰ってきて」が本音でしょ。何とも切なく、馬鹿げた時代である。
本書は7人の息子全員を軍隊にとられた母親がとられるたびに桐の木を植え、息子たちの名前をつけ話しかけ続けた感動の表題作「おかあさんの木」や、ひとり息子を戦争でなくしたおじいさんが、戦争ごっこで遊ぶ子供たちからオモチャを買い続けた切ない話「おもちゃ買いのじいやん」他6編からなる短編児童書である。
なかなか平仮名ばかりで我々大人には読み難くはあるが、ぜひ子供たちに読んで欲しい一冊である。
あ!夏休みの推薦図書として先月紹介すれば良かったか?若干の後悔。