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社長のおすすめ図書
「樹木希林」という名女優がいた。
往年のTVドラマ「寺内貫太郎一家」では、沢田研二のポスターを前に「ジュリー!!」と叫びながら身をよじり、西城秀樹からいつも「きたねーなー」と叱られるばあちゃん役を30歳台で演じた。
小学生だった私は、彼女は本当のおばあちゃんであると信じていたため、その事実を知った時には大いなる衝撃を受けたものである。
また映画「日日是好日」では知的かつ非常に上品な茶道の先生を演じ、岸本加代子と共演したフジカラーのCMでは、
「美しい人はより美しく、そうでない方は・・・」
「そうでない場合は?」
「それなりに映ります」が流行語になった。
どんな役柄を演じても常に圧倒的な存在感を発揮した、正に大女優である。
惜しまれながら2018年他界されたが、彼女の遺した作品はいつまでも輝き続けることだろう。そんな彼女の遺したものは映像だけではない。何か?
「言葉」である。
「生きること」や「家族のこと」「仕事のこと」など、全てにおいて「求めすぎない。欲張らない」彼女の人柄が滲み出ている。
その言葉ひとつひとつが我々に生きる勇気や肩の力の抜き方、家族との向き合い方を教えてくれる珠玉の一冊である。
ところで樹木希林といえばロックンローラーである内田裕也とよくわからない夫婦関係を続けていたことでも有名であるが、その内田裕也も彼女の他界した半年後、後を追うように他界した。
巷では「仲のいい夫婦はどちらかが亡くなると残された方もすぐに後を追う」と言われているが、この2人って本当は仲が良かったんだろうか?ちなみにうちの母は父が他界して12年後に逝った。それって・・・。