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社長のおすすめ図書
ズボラである。生来のズボラであると自認している。そんな私が友人達とキャンプに行った、と思ってください。
テントの中で目を覚ます。
今日はキャンプ最終日撤収の日である。
ぼんやりした頭でしなければいけない事を考える。
1.顔を洗って歯を磨く
2.寝袋、マット及びテントを乾かして片づける
3.カヌーをたたむ
4.昨夜の宴会の残骸をきれいにする
5.カヌー及びキャンプ道具を全て車に積み込む
次にしなくても良い事を考えてみる。
1.タバコを吸う
2.ビールを飲む
3.川を眺めてぼんやりする
「よし」と気合を入れてテントから起きだした私は、タバコをくわえつつ、クーラーボックスから冷えたビールを取り出し、川を眺めているのである。その横では同じ部族の人間が全く同じ行動をしている。実にやれやれである。
しかし「エレガントな友だち」は真逆の行動をとっている。
しなければいけない事1~5をチャッチャとこなし、あろう事かこんなことを言い出すのである。
「前田さんのテント、片づけちゃっていいですか?」
な、な、何とエレガントな!!
その言葉を聞いて我々部族もやっと重い腰を上げるのであった。
本エッセイ集の中の「結果的ハチミツパン」に登場する「エレガントな友だち」とのレベルの違いに愕然とする著者に、私は激しく共感したのであった。
他にも共感のかたまりの本エッセイ、是非1度手にとってみて下さい。