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社長のおすすめ図書
本稿を書いている現在、2018年8月である。いやはや何とも暑い。
我が社では先月よりUSCB(ウルトラ・スーパー・クールビズ)を実施し何とか凌ごうとしているのだが、全く追いつかないような猛暑が続いている。
73年前、1945年の8月のあの日もきっと暑い日だったのであろう。
以前、確か文藝春秋だったと思うのだが誰かの書いたこんな文章を読んだ記憶がある。
「玉音放送を聞きながら見上げた空は抜けるような青空だった」
確かこんな文章だったと思う。
焼け野原、事実上の降伏戦前、そして青空、何とも切ない情景である。
「でも日本だけ空爆されるってずるいよね。確かにハワイには攻撃を仕掛けたけど本土には風船爆弾以外なんの攻撃もしてないもんね。あ、そう言えばアメリカ本土ってどこの国からも空爆とかされた事ないじゃなかったっけ?」
私もそう思っていました。正直なところ。
ところがどっこいである。一度だけ空爆された事があったんです。それも日本軍から。
1942年8月、横須賀軍港の岸壁を離れた一隻の潜水艦。目指すはアメリカ西海岸。
オレゴン州の森林を空爆し山火事を起こせとの指令を受けた藤田信雄は征路につくのであった。紆余曲折を経て作戦は成功するのであるが、ドラマは戦後に待っていた。
市街地を空爆せず森林を目標とした日本、そして藤田へのオレゴンの人々の感謝の思い。それに応えようとする藤田の思い。
その友情に対し、最後には当時のレーガン大統領からメッセージと共にホワイトハウスに掲揚されていたアメリカ国旗まで送られたのである。
いやあ何とも素晴らしい。「事実は小説より奇なり」正にその通りである。