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社長のおすすめ図書
ずっと応援しているボクサーがいる。
前田舎弟会のメンバーであり、現ライトフライ級の日本チャンピオン久田哲也である。
先日3度目の防衛戦があり、ギリギリの判定で辛くもタイトルを守ることが出来た。最終ラウンド終了後、競艇学校の願書を取り寄せようかと思ったくらいである。(我々の夢は彼が引退したら競艇選手にすることなのだ)
しかしプロボクシングの世界は厳しい。
日本チャンピオンと言ってもそれだけでは食べていけない。彼も例外ではない。
たこ焼き屋でバイトをしながら日々トレーニングに励んでいるのである。(アワハウスでバイトしろよ)
次は世界タイトル奪取だ!!
しかしこの世界、実力だけで上にあがれるものではない。タイミングや環境、言ってしまえば「運」も味方につけなければ頂点を極めることは出来ない。
かつてそんな「運」を味方につけられなかったボクサーがいた。カシアス内藤である。
彼は強打のボクサーとして知られ、東洋ミドル級チャンピオンにまで登りつめるのだが、その後大いなる挫折を味わうのであった。
しかし4年後、再起をかけた内藤は最高のトレーニング、最高の仲間に恵まれ輝きを取り戻していった。
しかしその輝きは一瞬であった。トレーナーとの確執、家族との生活のためトレーニングを犠牲にするジレンマ。
そして彼は徐々に輝きを失い、「運」を手放していった。
そうして臨んだ再起戦・・・彼は静かにリングを去ったのである。
本書は彼と夢を共にした著者の渾身のノンフィクションである。
おーい、久田お前は大丈夫だよな!