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社長のおすすめ図書
「降る雪や明治は遠くなりにけり」
中村草田男の俳句である。来年は明治元年から数えて150年目を迎える。昭和元年から数えても今年で92年になる。
「光陰矢のごとし」とはまさに言い得て妙である。先日ペギー葉山さんの訃報を耳にした。昭和に活躍し、昭和を駆け抜けた著名人の訃報に接するたび一抹の寂しさが心をよぎる。
今までの人生半分以上を平成の世に生きているとは言え、やはり私は昭和人なのであろう。
しかしこの世から消え去るものは人間ばかりではない。
昭和に必要とされ、昭和まで続いた仕事だって随分とその姿を消しているのだ。もちろん姿を変え、現在も細々と行われている仕事もあるが、全盛期のそれとは比べ物にならない。
本書ではそんな仕事の「亡霊」を何だか懐かしいイラストとともに紹介している。
少しだけ内容を紹介しよう。
「赤帽」(実に懐かしいなあ)年配の方なら覚えているだろうが、駅で荷物を運んでくれたおじさんだ。
平成19年3月に岡山駅で廃止されたのが最後だそうだ。
「チンドン屋」(子供のころ大好きだった)昭和30年代全国で2500人いたそうだが、現在、職業としているのは60人ほど。ただし芸術、芸能としての発展はありそうである。
他にも本当に多くの仕事が消えてしまった。時代の流れには逆らえない。平成の今、AIが驚くべき進化を遂げている。私たちの仕事もいずれ消えていくのだろうなあ。
ちと悲し。